ＥＴＦ最新トレンド、アックマン氏やドラッケンミラー氏追跡型も登場

乱立する上場投資信託（ＥＴＦ）市場で注目を集めようと、派手な宣伝が相次ぐ中、あるアイデアが繰り返し浮上している。
同社はこれらの著名投資家の規制当局への開示資料を分析し、同様の取引を反映するＥＴＦを構築する。
　申請書によれば、例えば「ビスタシェアーズ・パーシング・スクエア・セレクトＥＴＦ」は、アックマン氏の運用会社が保有していると一般に開示された最大20銘柄から成り、直接またはオプションやスワップを含むデリバティブを通じて保有する。
資産運用会社が四半期末に規制当局に書類を提出するため、13Ｆ報告書にはラグが内在する。
　ストラテガス・セキュリティーズのシニアＥＴＦアナリスト、トッド・ソーン氏は「特定のマネジャーの保有銘柄に極度の焦点を当てる手法は興味深いが、ラグがある以上、実用性には疑問が残る」と指摘。
　ビスタシェアーズは既に、バークシャー・ハサウェイが保有する銘柄をターゲットにした「ビスタシェアーズ・ターゲット・15バークシャー・セレクト・インカムＥＴＦ」（証券コード：ＯＭＡＨ）を運用している。
資金流入と資産規模で最も人気のある企業を厳選し、それらに2倍のレバレッジをかけた投資機会を提供する。
同社はコメントの要請に応じていない。
一方、人工知能（ＡＩ）を活用して著名な投資家の知見を活かす「インテリジェント・リバーモアＥＴＦ」（証券コード：ＬＩＶＲ）は昨年9月に設定以来、資産は1700万ドルにとどまっている。
「従来、このヘッジファンドカテゴリーはＥＴＦの形態で参入するのが難しかった。」