ブルームバーグが18日の米連邦公開市場委員会(FOMC)会合の結果発表後に実施した「マーケッツ・ライブ(MLIV)パルス」調査では、米金融当局の積極的な
金利引き下げにより、経済のソフトランディング(軟着陸)の可能性が高まり、米国株は年内に上昇するとの見方が優勢だった。
調査によると、米国株の上昇は控えめなものにとどまり、S&P500種株価指数が6000を超えるのは来年以降になりそうだ。ブルームバーグ・ターミナルの利用者で調査に回答した173人のうち、44%が18日の終値から6%未満の上昇を予測し、19%が下落の見通しを示した。残りの37%は6%を超える上昇を予測している。
圧倒的多数が経済のソフトランディングを予想しており、75%が来年末までにテクニカルなリセッション(景気後退)は回避されると予測している。6%の上昇は、S&P500種の今年これまでの上昇ペースとほぼ一致する。
Stocks Will Continue to Rally after the Big Fed Cut
We asked: Between the Wednesday close and the end of the year, S&P 500 will ...
Source: Bloomberg MLIV Pulse survey on Sept 18 with 173 respondents
米金融当局が18日、2020年以来初の利下げに踏み切ると、株式と債券は下落した。連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長は、大幅な引き下げが継続するとの想定に警告を発し、長期的には新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)以前より高い水準に借入コストを維持する必要がある可能性を示唆した。一時1%上昇していたS&P500種は議長発言を受け、下落に転じた。パウエル氏が景気後退はないとの自信を示したことから、米国債は売られた。
今後の株価上昇に対する慎重な期待は、米金融政策、さらには経済を取り巻く不確実性を反映している。
人工知能(AI)ブームは利益を絶え間なく押し上げるわけではないとの疑念が投資家の間に広がる中、7月にピークに達した株価は8月初めと今月初めに下落後、回復するという一進一退の動きをしている。このテーマはまだ続いている様子で、調査では、57%の回答者がバリュー株が今後アウトパフォームすると予想する一方、43%はAI関連株が復活し、主導権を握るとみている。
回答者の49%は、今最も良い投資は株式の保有を増やすことと回答し、パウエル氏の健全な経済に関する評価に同調した。債券の購入を選好する回答者は31%で、残りの20%は現金または金への投資を増やす方が良いと回答した。金相場は0.4%下落し、今年に入ってからの最高値更新の勢いはそがれた。
Equities Look More Attractive Than Bonds, Gold
We asked: Is it best now to add exposure to ...
Source: Bloomberg MLIV Pulse survey on Sept 18 with 173 respondents
米利下げは、中東でくすぶる緊張状態や、11月5日の米大統領選挙といった、リスク資産に対するの他の潜在的な逆風に、投資家の関心を向かせた。
調査回答者は、大統領選の結果が金融政策に大きな影響を及ぼす可能性が高いとみている。共和党候補のトランプ前大統領が復帰した場合、25年末時点のフェデラルファンド(FF)金利誘導目標は現在よりも高くなっていると予想する回答者は58%に上った。一方、残りの42%は、民主党候補のハリス副大統領が勝利した場合、FF金利はさらに上昇しているだろうと答えた。
トランプ、ハリス両氏とも支出拡大の計画を提示しているが、政府債務が膨らみ連邦政府が持続不可能な道筋にあるのではないかとの懸念には、いずれも言及していない。
MLIVパルス調査は、MLIVブログを運営するブルームバーグの「マーケッツ・ライブ」チームが、ブルームバーグの読者を対象に端末とオンラインで毎週実施している。
原題:
Sharp Fed Rate Cut Sets Up a Softer Equities Rally: MLIV Pulse(抜粋)
(調査結果の詳細を追加し更新します)







