政局混迷のフランス、新首相に中道派バイル氏-過去1年で4人目
記事を要約すると以下のとおり。
フランスで13日、ベテラン中道派政治家のフランソワ・バイル氏(73)が首相に就任した。 国民議会(下院)最多議席を持つ極右政党・国民連合(RN)を事実上率いるマリーヌ・ルペン氏が左派連合と手を組みバルニエ内閣を倒したため、バイル氏は「誰もがこの任務の困難さを理解している。」一方で、人々を分断するのではなく、団結する道を見出すことができると誰もが考えていると思うと記者団に語り、野党との融和が必要との認識を示していた。数カ月にわたる政治的混乱と不確実性によりフランス資産が売られ、フランス国債利回りがギリシャ国債に並んだことすらあった。17年にはルペン氏の成功の鍵は、不信任案を可決できる多数派が形成されないよう、中道左派と中道右派の両方から支持を集めることだ。France’sParliamentIsSplitAmongThreeMainCampsPoliticalgroupsintheNationalAssemblyNote:GroupsasofSept.30. 社会党はバイル氏(2023年)Photographer:GaizkaIroz/AFP/GettyImages バイル氏の指名を受け、速やかに議会内の各政党の代表と会談し、法案の採決を回避する憲法の特別規定を発動しない約束を求める公開書簡を発表した。野党グループは緊急立法を支持するとしている。
[紹介元] ブルームバーグ マーケットニュース 政局混迷のフランス、新首相に中道派バイル氏-過去1年で4人目