14日の債券相場は上昇が予想される。米国の長期金利がインフレ懸念の後退で大幅に低下した流れを引き継ぐ。この日の5年利付国債入札を順調に終えるとの観測も相場の支えだ。
東海東京証券の佐野一彦チーフ債券ストラテジストは、米金利反落で買われるとし、「昨日は取引終盤に金利上昇をけん引してきた中短期ゾーンに押し目買いが入り、地合いは悪くない」と述べた。
5年国債入札については、日本銀行の継続的な利上げ懸念と高い金利水準への評価が綱引きとなり、後者が優勢との見方を示した。
佐野氏の新発10年物国債利回りの予想レンジは1.315-1.34%(13日は1.35%で終了)、先物中心限月3月物は139円76銭-140円11銭(同139円68銭)。先物3月物は夜間取引で13日の日中取引終値比26銭高の139円94銭で終えた。
13日の米10年国債利回りは前日比9ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低い4.53%程度に低下。米労働省が発表した1月の生産者物価指数(PPI)は伸びが予想を上回った。ただ、金融当局が重視する個人消費支出(PCE)価格指数に反映される項目が落ち着きを示し、インフレが緩和されるとの見方から利回りが低下した。
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5年国債入札
新発176回債として発行、表面利率は1%と前回の0.9%から上昇する見込み
発行予定額は前回と同じ2兆3000億円程度
13日の新発債入札前(WI)取引は1%程度
大和証券の小野木啓子シニアJGBストラテジスト
利回り1%近辺で波乱なく通過すると予想
次回入札(3月10日)までを見据えると、5年国債利回りは1.0%台での推移時間が長くなるとみて応札スタンスを考えたい
備考:5年利付国債の過去の入札結果(表)
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