長江和記実業(CKハチソン・ホールディングス)が米資産運用会社
ブラックロックが主導するコンソーシアムに港湾資産を売却する190億ドル(約2兆8000億円)規模の取引で、
ゴールドマン・サックス・グループが投資銀行として単独でアドバイザーを務めた。事情に詳しい関係者が明らかにした。
売却対象にはトランプ米大統領が手に入れたいと考えていたパナマ運河の両側の2つの港湾が含まれる。
関係者によると、上級幹部のジョン・ウォルドロン氏とラガブ・マライア氏が率いるゴールドマンの少数精鋭チームが、この取引をわずか数週間でまとめ上げた。
ゴールドマンのバンカーらは海運大手の
APモラー・マースクや
CMA・CGM、投資ファンドの
ブラックストーンや
KKRなどさまざまな買い手候補に接触し、情報漏えいを避けるために迅速に取引をまとめたという。
パナマ市のバルボア港
Photographer: Walter Hurtado/Bloomberg
関係者によると、他の投資銀行が脱落する中、シティグループの前最高経営責任者(CEO)、マイク・コルバット氏が設立したコンサルティング会社、テトン・アドバイザーズもCKハチソンに助言していた。
ブラックロックのコンソーシアムは現時点で財務アドバイザーを起用しておらず、複数の銀行がアドバイザリー業務や資金調達業務の獲得に躍起になっていると同関係者は述べた。
ブルームバーグがまとめたデータによると、ゴールドマンは香港の富豪、李嘉誠氏が創業したCKハチソンのトップアドバイザーとして、長年の実績がある。
コルバット氏とゴールドマンの広報担当者はコメントを控えた。CKハチソンは同社の発表を参照するように求めた。ブラックロックはコメント要請に応じず、マースクとCMA・CGMはコメントを控えた。
このような注目度の高い案件での役割は、ゴールドマンにとって追い風となる。ブルームバーグが集計したデータによると、同社は既に今年の世界M&A(企業の合併・買収)リーグテーブルで首位に立っている。
原題:
Goldman Wins Rare Solo Role on Blockbuster $19 Billion Deal (1)(抜粋)








