デンマーク自治領グリーンランドで、独立強硬派の政党を排除した政権が発足することになった。これに先立つ議会選挙は、グリーランドを米国の管理下に置くべきだとの主張を強めるトランプ米大統領の動向が反映された。
政府報道官によると、デンマークからの緩やかな独立を掲げ、選挙で第1党となった民主党が、他の3政党と連立を組む。連立協定の署名は政庁所在地ヌークで現地時間28日午前11時(日本時間同日午後10時)に行われ、民主党のニールセン党首(33)がグリーンランドの新しい自治政府首相に就任する。
議会で過半数を占める連立与党は、グリーンランドの独立に向けた道筋をつけるとともに、同島を管理下に置くことを目指すトランプ大統領の激しいレトリックに対処する必要がある。ニールセン党首はかねて、グリーンランドは売り物ではないと明言し、トランプ氏は信頼できないと警戒感をあらわにしている。
民主党は漁業や鉱業、観光業の支援策を公約に掲げて選挙戦を展開。11日の議会選挙では得票率が30%弱と、4年前の約3倍に急上昇し、予想外の勝利を収めた。
これまで自治政府首相を務めてきたエーエデ党首率いるイヌイット・アタカチギット党が連立政権に加わるほか、シウムット党と親デンマーク派のアタスット党が参加する。デンマークからの早期独立を主張し、議会で第2党となったナレラク党は野党となる。
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原題:
Greenland Forms Government Amid Intensified Trump Rhetoric(抜粋)





