欧州中央銀行(ECB)政策委員会メンバーのパネッタ・イタリア中銀総裁は31日、インフレ抑制のための戦いはまだ終わっていないと述べ、世界的な不確実性の高まりにより、利下げには慎重なアプローチが必要だと強調した。
パネッタ氏ははローマで「目標のインフレ率2%を阻害しうる要因を注視することが、極めて重要だ」と述べた。
Source: Bloomberg Economics パネッタ氏は、金融政策を決める上で、欧州経済の低迷と、消費と投資を抑制している地政学的な緊張を考慮しなければならないとしつつ、米国の関税のような予測不可能な要因を考えると「利下げには慎重なアプローチが必要」と述べた。
ECBの政策当局者らは、4月17日の政策委員会会合を前に、現在の利下げ局面で7度目となる準備預金金利を引き下げるべきか、意見が分かれている。インフレの沈静化とユーロ圏経済の低迷を理由に利下げに前向きな声がある一方、トランプ米大統領の関税や欧州の防衛・インフラ支出の大幅な増加を受けた潜在的なインフレ効果を指摘する見方もある。
ECBのラガルド総裁は31日、フランス・アンテル・ラジオに、2%のインフレ目標について 「われわれはほぼ目標に達しているが、そこにとどまり続けなければならない。絶え間ない闘いだ」と
述べた。
原題:
ECB’s Panetta Says Battle Against Inflation Isn’t Yet Won(抜粋)





