9日の米株式相場は、取引開始後もみ合った後に上昇。国債相場が下落する中、またもや混沌(こんとん)とした取引の一日が始まった。株価指数先物が時間外取引で下げていたが、上げに転じた。米国の関税政策に対する中国の報復措置により、貿易戦争の拡大に歯止めがかからないことが示された。
S&P500種株価指数はひとまず弱気相場の領域に入るのを回避した。期間が長めの米国債からの資金流出が加速し、30年物利回りはアジア時間に一時5%を上回った。金は円やスイス・フランとともに上昇している。
国債
直近値
前営業日比(bp)
変化率
米30年債利回り
4.83%
6.1
1.27%
米10年債利回り
4.38%
8.3
1.94%
米2年債利回り
3.78%
4.9
1.33%
米東部時間
10時11分
円はドルに対して上昇。中国が米国の追加関税に対して報復措置を発表し、安全資産とされる円への逃避買いが膨らんだ。一時は約1.6%高の1ドル=144円ちょうどまで買われた。これは昨年10月2日以来の高値。
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IGマーケッツのチーフ市場アナリスト、アレクサンドル・バラデス氏は「貿易戦争はエスカレートしており、投資家は今、何もつかむものがない状態だ」と指摘。「今明らかなのは、米債券市場はもはや安全な避難先ではなく、逆に株式相場に圧力をかけている」と述べた。
原題:
Bonds Buckle as Stocks Pare Drop Amid Trade Chaos: Markets Wrap(抜粋)






