FOMC議事要旨、当局者はスタグフレーションのリスクを指摘
記事を要約すると以下のとおり。
米連邦準備制度理事会(FRB)が9日公表した3月18-19日開催分の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨によると、当局者がスタグフレーション(景気停滞下の物価上昇)のリスクを指摘していたことが分かった。 一部の当局者は「インフレがより根強いことが判明する一方で、成長および雇用見通しが弱含めば、困難なトレードオフに直面する」との認識を示した。関連記事:FOMC、政策金利据え置き-成長減速とインフレ率上昇を予想(4) トランプ氏は同会合後の4月2日、パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長は講演で、新たな関税による経済的影響は想定よりもかなり大きくなる可能性が高いとし、米金融当局としてはそれがインフレの問題悪化につながらないようにする必要があると強調した。 同会合では、4月から米国債のランオフ(償還に伴う保有証券減少)ペースの上限を月間250億ドルを維持した。 ウォラー理事は、銀行システムにはバランスシートの圧縮ペースを維持するだけの十分な準備金があるとして、反対票を投じていた。
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