フォルケンダー米財務副長官は15日、米国債市場への補完的レバレッジ比率(SLR)規制の適用について協議していることを明らかにした。市場関係者からはSLRが取引の制約になっているとして、規制を見直すよう求める声が上がっている。
フォルケンダー氏は投資信託協会(ICI)のイベントで「われわれはそれを調査し、話し合っている」と語った。
連邦準備制度理事会(FRB)はコロナ禍の間、SLRの条件緩和措置を導入したが、その後に打ち切った。多くの市場参加者はSLRの適用について、米国債のポジションに対して金融機関が準備預金を保有することを義務付けるため、主要ディーラーの値付け能力を損ない、流動性に悪影響を与えると発言している。
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フォルケンダー氏は「われわれが常に自問しているのは、市場が不安定な時期やストレス事象が発生した場合に、金融システムに十分な流動性があるかどうかだ」と発言。「つまり、ストレス時にSLRが不必要な制約になるのであれば、売買が著しく膨らんだ場合に、債券市場の対応能力を高める方法があるかを問うている」と話した。
米国債取引
先週の米国債市場では10年債利回りが週間ベースで2001年以来の大幅上昇となり、市場の流動性状況に注目が集まった。
フォルケンダー氏は「債券市場では利回りが引き続き低下している。前日は10年債利回りが11-12ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下した」と述べ、14日に米国債相場が上昇したことを強調した。
ベッセント財務長官は14日、ブルームバーグテレビジョンとのインタビューで、外国の投資家による米国債の「投げ売りはないと思う」と発言。必要に応じて「展開することができる大きなツールキット(道具箱)がわれわれにはある」と述べた。
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パウエルFRB議長と毎週行っている最新の会合で米国債市場を巡る懸念を話し合ったかとの質問に対し、ベッセント氏は「具体的にはブレーク・ザ・グラス(緊急時の対応)のようなものを議論したか、ということだ。それには程遠いと考える」と答えた。
ウィズダムツリーの債券戦略責任者ケビン・フラナガン氏は変動が激しかった先週、同様の見解を示していた。
同氏は「資金調達市場ではいくつかの問題が生じているが、FRBが対応するほどではない」と発言。「SLRの条件緩和も手段だ」とも述べ、「恐らくFRBではなく規制当局から出てくるだろう」と話した。
原題:
Treasury Explores Whether to Ease Capital Rule on US Bonds (3)(抜粋)
Treasury Explores Whether to Ease Capital Rule on US Bonds
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