関税ショック、米市場を英国や新興国のようにする恐れ-ピムコが警告
記事を要約すると以下のとおり。
パシフィック・インベストメント・マネジメント(PIMCO)はトランプ米政権が保護主義を推進しているため、米国の金融資産は「英国や新興市場と同じような動き」になるリスクがあると指摘した。 両氏は米国の関税政策を「自滅的な供給サイドのショック」と表現し、「英国の欧州連合(EU)離脱(ブレグジット)に類似した現象だと指摘。「スタグフレーション的な見通し」につながると予想した。最近の関税実施の延期と貿易交渉の模索は、今週の米市場を落ち着かせる要因となった。関連記事:ピムコ、債券は「安定したリターンの源泉」-景気後退リスク高まりで ピムコはまた、市場では過去の激しい変動と資産価格の急落時に導入されたような規模の公的支援は期待できなさそうだとも警告した。地政学情勢の緊張が続くこの時代は、過去の危機時よりもグローバルな政策協調が格段に少なくなることを意味すると論じた。米国の「純国際投資ポジションは世界最大のマイナスで、これはグローバル資本で賄われている。」
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