ユーロ急伸にベッセント氏も言及、市場はECB追加利下げ織り込み
記事を要約すると以下のとおり。
外国為替市場でのユーロ上昇は欧米双方の通貨当局の目を引いた。ECBの利下げについては、今月だけでも約0.5ポイントの予想を市場は織り込み始めた。関連記事:ベッセント氏、ECBは利下げで通貨安誘導へ-米は「強いドル」政策 BCAリサーチのチーフ欧州ストラテジスト、マチュー・サヴァリ氏は「半年で1.01から1.20ドルにユーロが上昇するなら、それは当然大きな問題だ」と話した。トランプ政権の政策はインフレ高進を引き起こすと予想されており、その結果として連邦公開市場委員会(FOMC)の利下げペースは鈍り、利上げに転じる可能性さえある。 通常なら世界的な混乱時にユーロは貿易相手国の通貨と比べて3月初めから5%上昇。このためにインフレ率の低下傾向 1ユーロ=1.20ドルを超えるユーロ高に対抗するには、ECBは現行2.25%の政策金利を年末までに1.5%未満に引き下げる必要があると、ベアリングスのポートフォリオマネジャー、ブライアン・マングウィロ氏は述べた。「インフレ率が低下し成長見通しが不透明な環境で通貨が上昇すれば、政策金利の終着点は1%程度になるはずだと強く確信する」と述べた。
[紹介元] ブルームバーグ マーケットニュース ユーロ急伸にベッセント氏も言及、市場はECB追加利下げ織り込み