トルコ中央銀行は年末のインフレ予想を据え置き、最近の引き締め気味の金融政策姿勢を継続すると示唆した。
イスタンブールのトルコ中銀本部で会見したカラハン総裁は、消費者物価指数(CPI)の前年比上昇率は年末には24%に低下すると述べ、従来の予測を変更しなかった。市場では、年末時点のインフレ率が30.4%に上ると見込まれている。中銀は長期的に、5%のインフレ率を目標としている。
中銀は来年末のインフレ予想も据え置き、12%で維持した。
トルコではインフレ率の低下が続いていたが、4月は37.9%と低下の勢いは鈍化。物価上昇圧力は根強く、政策担当者が向き合う課題の大きさを浮き彫りにした。政治リスクに市場が神経質になっていることも、中銀の政策を難しくする。
カラハン総裁は、物価上昇圧力を抑えるために中銀は「必要なことは何でも」行う用意があると発言。3月の為替変動が物価に「一時的な」影響を及ぼしたとし、その波及効果を中銀は監視すると語った。「インフレに対するリスクは引き続き上振れ方向だ」との認識も示した。
ブルームバーグ・エコノミクスのエコノミスト、セルバ・バハール・バジキ氏は「インフレ予想を据え置くとしたトルコ中銀の判断は、政策の引き締め姿勢を維持するというガイダンスを強めている。ゆっくりとしたペースの利下げを見込むわれわれの基本シナリオが裏付けられている」と指摘した。
原題:
Turkey Central Bank Keeps Year-End Inflation Forecast at 24% (1)(抜粋)




