トランプ米大統領は、イスラエルのネタニヤフ首相に対し、イランに軍事攻撃を行えば核合意に向けた交渉の妨げになるとして、自制を求めたことを明らかにした。
トランプ氏は28日、ネタニヤフ氏に伝えた内容について記者団に対し「私は彼に、いまそれを行うのは不適切だと伝えた。われわれは解決間近だからだ」とし、「もっとも、状況はいつでも変わり得る。電話1本で変わる可能性があるが、現時点では彼らは合意を望んでいると思う」と語った。
さらにトランプ氏は、イランとの合意は「今後数週間」以内にまとまる可能性があるとし、協議は「大きく進展している」と述べた。
トランプ氏のコメントは、ネタニヤフ氏がイランの主要核濃縮施設への攻撃を検討していると米紙ニューヨーク・タイムズ(NYT)が報じた数時間後のことだった。イスラエルは米国とイランの交渉には参加しておらず、ネタニヤフ氏はイラン核計画の根絶が望ましいと主張してきた。
トランプ氏は核合意と査察制度の大枠についても言及し、「極めて厳格な体制で、信頼ではなく査察に基づくものだ」と説明。「査察官が自由に立ち入り、必要なものを全て押収できる体制にしたい。必要なら人がいない状態で施設を爆破できるようにする」と述べた。
このような体制は、1991年の湾岸戦争後に国連主導でイラクに課した査察制度に似ている。ただ、こうした条件をイランが受け入れる可能性は低い。
イランは28日、もし米国との新たな合意が成立すれば、国際原子力機関(IAEA)を通じて米国人査察官の受け入れを検討する用意があると表明した。
トランプ氏はイランとの合意成立について、「最終文書での合意がまだ必要だが、驚くような展開になるだろう。それは彼らにとっても素晴らしいことになる」と楽観的な見方を示し、「イランは将来的に素晴らしい国になれる」とも語った。
原題:
Trump Says He Told Netanyahu Iran Strike Is ‘Inappropriate’ (1)(抜粋)






