トランプ米大統領は21日夜、米軍によるイランの核施設3カ所への攻撃を明らかにした。国民向けへの演説で、この3カ所を「完全かつ徹底的に破壊した」と述べた。イランがイスラエルとの和平に応じない場合、さらなる軍事行動に踏み切る構えも示した。
ホワイトハウスで演説したトランプ氏は、「まだ多数の標的が残っている」と述べ、「今夜の攻撃は群を抜いて最も困難であり、おそらく最も致命的だった。しかし、和平が早期に実現しなければ、他の標的を正確かつ迅速、巧妙に攻撃する」と警告した。
トランプ氏はナタンズとフォルドゥ、イスファハンにある核施設3カ所への米軍の攻撃は「素晴らしい軍事的成功」だと評価した。
米国がイスラエルの対イラン攻撃に加わるかどうかを巡っては、トランプ氏は19日に今後2週間以内に判断を下す可能性があるとの見通しを示していただけに、意外感をもって受け止められている。イスラエルのイラン攻撃は約1週間前に始まった。
演説に先立ち同氏は自身のSNS、トゥルース・ソーシャルで「フォルドゥとナタンズ、イスファハンを含むイランの核施設3カ所に対する攻撃を非常に成功裏に完了した」と説明。特にウラン濃縮の重要拠点として国際的な懸念が高まっていたフォルドゥに、「爆弾を満載して投下した」と述べた。
フォルドゥは山の地下深くに埋設された施設で、米国が保有する「バンカーバスター」のような兵器でなければ破壊が難しいとされていた。
さらに、作戦に関与した全ての米軍機がイラン領空を離れ、「安全に帰還の途にある」と投稿。「今こそ平和の時だ」とした。
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イラン攻撃について国民向けに演説したトランプ米大統領(6月21日)
Photographer: Carlos Barria/Reuters/Bloomberg イランのタスニム通信によれば、コム市で防空システムが作動した後、22日未明にフォルドゥ核施設周辺の一部地域が敵の空爆を受けた。コム市の危機管理本部報道官の話として報じた。フォルドゥ核施設は、コム市の南約30キロ、首都テヘランの南約100キロに位置する。
今回の攻撃により、イランによる報復の可能性が浮上している。米兵や中東地域の米軍施設、その他の拠点への攻撃が懸念されている。
戦闘の継続により、民間人の多数の犠牲を伴う地域紛争への発展や、エネルギー資源などの貿易の流れに支障が出る恐れも高まっている。世界の原油供給の約5分の1は、イランと湾岸アラブ諸国の間に位置するホルムズ海峡を通過している。
原題:
Trump Says US Destroyed Iran Nuclear Sites, Threatens More Hits 、
US Launched Airstrikes on Three Iran Nuclear Sites, Trump Says(抜粋)
(トランプ大統領の演説を追加して更新します)






