大麻合法化から一転、10億ドル産業にタイ政府が急ブレーキ－農村打撃

タイは2022年に東南アジアで初めて大麻を合法化した。
もっとも、政府がこのビジネスを再び全面的に禁止する事態にならないことが前提だが。
収穫された大麻草を干すモン族の女性Photographer:GianmarcoDiCostanzo　　タイで年間10億ドル（約1500億円）を超える規模に成長した合法大麻産業はここ数年、こうした農村に収益面での転機をもたらしてきた。
さらに、大麻観光の急増や密輸、未成年の娯楽目的での使用を抑制するため、各販売店に医師の常駐を義務付ける規則も策定される見込みだ。
　モン族の農民の中には、より収益性が低い上に環境負荷の大きい作物に回帰せざるを得ないのではないかと危惧する人もいる。
　「モン族の人々は、いつの時代も種を守ってきた。」