米コアCPI、またも予想に届かず-関税転嫁の動きも一部に
記事を要約すると以下のとおり。
6月の米消費者物価指数(CPI)は、食品とエネルギーを除くコア指数が5カ月連続で市場予想を下回った。 連邦準備制度理事会(FRB)当局者にとっては、関税コストが商品価格に転嫁されている状況が示された。一方、利下げ支持派から見れば、影響が広範囲に広がっている証拠はいまだ乏しい。「今月末のFOMC会合では、さらなる証拠が必要だと主張する勢力が踏みとどまり、再び主導権を握る公算が大きい。」5月は横ばいだった。家電は約5年ぶりの高い上昇率を記録した。同氏は「関税が影響し始めたことを今回の統計は示す」とリポートに記した。 トランプ氏はCPI発表後にあらためて利下げを要求。 CPI発表後、S&P500種株価指数は一時、日中ベースの最高値を更新したが、その後、米国債利回りに連れて上昇幅を拡大。関連記事:米30年債利回り5%台、FRB金利据え置き観測-円安加速148円後半 エネルギーを除くサービス価格は0.3%上昇となった。 米金融当局が注目する住宅とエネルギーを除くサービス価格は、0.2%上昇に加速した。PCE価格指数はこの夏を通じて高めの伸びが続く可能性がある。この日発表された別の統計によると、実質平均時給は前年同月比1%上昇と、1月以来の低い伸びにとどまった。
[紹介元] ブルームバーグ マーケットニュース 米コアCPI、またも予想に届かず-関税転嫁の動きも一部に