20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議が17日、南アフリカ東部のダーバン近郊で開幕した。18日まで2日間開催される。議長国の南アフリカは、トランプ米大統領による貿易戦争の影が迫る中で、G20諸国に対しより一層の連携を呼びかけた。
南アのゴドングワーナ財務相は、世界経済は逆風に見舞われていると警告。「インフレは減速しつつあり、一部の地域では金融環境が安定し始めているものの、世界的な成長見通しには依然として不確実性が重くのしかかっている」と述べ、「貿易障壁の増加や根強い世界的な不均衡、新たな地政学的リスク」が懸念材料だと指摘した。
トランプ氏は米国の貿易相手国に対して8月1日からの上乗せ関税発動を表明しており、南アに対する関税率は30%に設定されている。
国際通貨基金(IMF)は4月、2025年の世界経済成長率の見通しを2.8%と、1月時点の予測である3.3%から引き下げた。
南アフリカ準備銀行(中央銀行)のクガニャゴ総裁は、一部地域でインフレが緩和しているものの、「望ましい水準を依然として上回ってり、持続的だ」と警戒感を示した。同総裁はまた、G20諸国の中銀総裁は「物価安定と金融安定という責務において、不確実性が何を意味するのかを見極めながら」対応していく必要があると述べた。
G20財務相会合は今年に入って今回3回目。前回までの2会合は共同声明の採択には至らなかった。
日本からは加藤勝信財務相が出席している。米国のベッセント財務長官は出席を
見送った。
原題:
G-20 Finance Chiefs Confront Growth Hit From Trump’s Tariffs
(抜粋)
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