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ロンドン金融街で最も人気だった債券、今や半値以下-多くは継続保有

記事を要約すると以下のとおり。

ロンドンの金融業界で、かつて大きな話題となった債券取引があった。
 ところが、この取引は裏目に出つつある。
 「いつかなんとかなることを期待して、いまだにポジションを維持している向きは多いと、RBCキャピタル・マーケッツのストラテジスト、メガム・ムヒッチ氏は指摘。」
 2061年債はオーストリアの100年債などと同じく超長期債のニッチな部類に入るが、この資産クラスは全般的に価格が下落している。
ロンドンの金融業界が不況で崩壊した時にやっと報われる「解雇対策ヘッジ」のようなもので、確率の低い投資だと同氏は続けた。
他の債券と比べて利回りが低いため、価格下落は速かった。
英国最大の投資プラットフォーム、ハーグリーブス・ランズダウンで取引される96本の英国債のうちで、61年債は個人による売却注文数が最多、買い注文でも2番目に多かった。
2016年償還予定の英国債は、理論的にはリセッションになれば上昇するPhotographer:BettyLauraZapata/Bloomberg  また、適切に取引されれば大きな節税効果がある。
これはとりわけ、大きな上昇余地を持つ低価格の債券には重要な意味を持つ。
著名な債券個人投資家のマーク・テーバー氏は過去に61年債で資金が4倍になると信じるのは、恐らく少し非現実的だろうとの見方をテーバー氏は示し、「自分はこれが2-3年で大きな財産になるとは思っていない。」
 もう一つの魅力は、リセッション(景気後退)とインフレ低下で利回りが下がれば、理論的には61年債の価格は上昇するという点だ。
36年後の満期まで待てば、61年債の元本は英政府が全額を返済すると保証している。
一部の投資家は今後も損失を被る恐れがあると指摘した。

[紹介元] ブルームバーグ マーケットニュース ロンドン金融街で最も人気だった債券、今や半値以下-多くは継続保有

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