オフィスタワー担保CMBS、最上位にも損失-18%の可能性
記事を要約すると以下のとおり。
コロラド州のオフィスタワーを担保とする2億7700万ドル(約410億円)相当の商業用不動産担保証券(CMBS)で、最も安全とされていた部分に投資していた投資家が、大幅な損失を被る可能性に直面している。デンバーのウェルズ・ファーゴ・センター(2012)年Photographer:MatthewStaver/Bloomberg 評価減額(ARA)と呼ばれる指標に基づけば、かつて最上位トランシェ保有者は、ビルが売却されれば投資した全額を失う可能性が高い。こうしたビルのモーゲージローンだけを担保にしたCMBSを保有する投資家は、最終的に痛手を被る見込みだ。 デンバーのビルに関しては、20年にファンドを通じて持ち分を取得したブルックフィールドが23年に同物件から手を引きローンで債務不履行(デフォルト)を起こした。 ピムコおよびフィデリティの広報担当者はコメントを控えた。19年にローンが借り換えられ、単一の建物に対する1件のローンを担保とした「SASB(Single-AssetSingle-Borrower)」として証券化された。 かつてムーディーズから最上位のCMBS保有者に対する利払いの一部が先月、初めて停止された。債券関連書類によれば、投資家全体で未払い利息は約490万ドルに上る。
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