フランスの極右政党・国民連合(RN)は、現政権が8日にも崩壊する可能性が高まる中、解散総選挙に向けた準備ができていると表明した。
同党を事実上率いるマリーヌ・ルペン氏と党首のジョルダン・バルデラ氏は2日午前にバイル首相と会談する予定。首相は8日の内閣不信任案の採決を前に、今週、各党との協議を進めている。
しかし、国民議会(下院)で最多議席を占め、世論調査でも総選挙が実施された場合に第1回投票で首位になると予測されている国民連合は、政権を崩壊させる方針を明確にしている。
下院で影響力を持つ左派も同様の姿勢を示しており、バイル首相の退陣は時間の問題とみられている。
マクロン大統領は新たな首相を任命する選択肢もあるが、バルデラ氏は1日、現在の政治的行き詰まりを踏まえると、選挙は避けられないとの見方を示した。
「国民に改めて信を問うことで別の多数派を形成し、国家の進路を明確に示す以外に選択肢はないと、現時点では考えている」と、党の今後の方針を協議する会合を前に、パリで記者団に語った。
バイル首相
Source: Bloomberg ルペン氏も同様の姿勢を示し、「今日でも3カ月後でも」、マクロン大統領が国民議会の解散を決断するなら、党としてはいつでも準備ができていると述べた。
マクロン大統領はこれまで、バイル政権が崩壊した場合の対応について公には発言しておらず、一部の政党が求めている辞任についても、あくまで否定している。
しかし、政権崩壊は昨年の拙速な解散・総選挙以来、マクロン大統領が乗り越えようとしてきた不透明な政治状況を再び招くことになる。
数カ月間の比較的安定した状況を経て、フランスは再び政局混乱に揺れている。バイル首相が歳出削減計画を巡る膠着(こうちゃく)状態の打開を図り、8日に信任投票を実施すると表明したことが、今回の危機の引き金となった。
原題:
French Far Right Builds Momentum as Premier Heads Toward Exit(抜粋)





