【日本市況】株式続伸、日米貿易署名を好感-実質賃金プラスで円買い
記事を要約すると以下のとおり。
5日の日本市場では株式が続伸。 一方、日本時間夜に注目の米雇用統計の発表を控え、市場では様子見ムードも広がる。関連記事:米雇用統計が試す「9月利下げ前提」の市場-強い数字なら波乱も5日の国内株式・為替・債券相場の動き東証株価指数(TOPIX)の終値は前日比33銭高の137円96銭新発10年債利回りは3ベーシスポイント(bp)低い1.57%-8月18日以来の低水準株式 株式市場では、米大統領令の署名を受け自動車株は2%上昇し、TOPIXの上昇寄与度トップ。TOPIX輸送用機器指数は一時2.8%上げ、約8カ月ぶりの日中高値を付けた。SMBC信託銀行の山口真弘投資調査部長は、自動車関税引き下げや米利下げ期待、石破茂首相の退陣観測といった日本株の追い風については「既に織り込まれた部分が大きく、さらに上値を追うには材料不足」と言う。 為替 円相場は7月の実質賃金、7カ月ぶりにプラス転換-日銀利上げ路線の追い風に 外為どっとコム総合研究所の神田卓也調査部長は、現金給与総額も予想を上回り、「日本銀行が利上げをしやすくなるというムードが少し強まるかもしれないと話した。」ただ、米雇用統計の発表を控え、積極的な取引はしづらいとも言う。 金利スワップ市場が織り込む9月の米利下げ確率は約100%、10月までの日銀利上げ確率は30%台となっている。 債券 債券は上昇。 三菱UFJモルガン・スタンレー証券の大塚崇広シニア債券ストラテジストは、共通事業所ベースの所定内給与が少ししか増加しておらず、初期反応としてやや売りもあったが、すぐに戻したと指摘。
[紹介元] ブルームバーグ マーケットニュース 【日本市況】株式続伸、日米貿易署名を好感-実質賃金プラスで円買い