22日の香港株式市場で、中国の電気自動車(EV)大手、比亜迪(
BYD)株が前週末比3.4%安で引けた。下落率としては3週間ぶりの大きさだった。米著名投資家ウォーレン・バフェット氏率いる
バークシャー・ハサウェイが保有していたBYD株を全て売却したとCNBCが報じ、投資家心理が悪化した。
CNBCが21日報じたところによると、バークシャーはBYD保有株をすでに全て手放し、同社の広報担当者もこれを認めた。BYD株を保有していた子会社バークシャー・ハサウェイ・エナジーが提出した資料では、3月31日時点で同社株の投資残高はゼロと記載されていたという。
バークシャーは2008年9月に2億2500万株のBYD株を初めて購入して以来、15年余りにわたり保有を続けてきた。株価は初回購入の前日から今年3月末までに4500%超上昇していた。
BYDはここ20年で、携帯電話向けバッテリーを手がけるほぼ無名の中国企業から、同国最大のEV・ハイブリッド車メーカーに急成長した。バークシャーは22年半ばから段階的に株式を売却し、昨年には保有比率が5%を割り込んでいた。これにより、香港取引所の規則上、売却については開示義務を負わなくなっていた。
BYD株は4カ月前に付けた上場来高値から約30%下落。値引きを巡る激しい争いが続く中国市場で、同社の競争力を巡る懸念が広がっている。
バークシャーによるBYD投資のきっかけは、バフェット氏の長年のビジネスパートナーだったチャーリー・マンガー氏が購入を勧めたことだった。
BYDのブランディング・広報部門ゼネラルマネジャー、李雲飛氏は22日、短文投稿サイト「微博(ウェイボ)」で、「株式投資において売買はごく自然なことだ」とした上で、「マンガー氏とバフェット氏がBYDを認めてくれたことに感謝する。また、17年にわたる投資や支援、伴走にも感謝したい」と表明した。
BYDの広報担当者はブルームバーグの取材に対し、李氏の投稿を参照するよう回答。バークシャーにも電子メールでコメントを求めたが、通常業務時間外ですぐには返答がなかった。
原題:
BYD’s Stock Falls After Report Buffett Sold His Entire Stake(抜粋)
— 取材協力 Danny Lee







