サブプライム自動車融資会社、破たん債権回収「これ以上の悪夢ない」
記事を要約すると以下のとおり。
米サブプライム(信用力の低い個人向け)自動車ローン会社、
トライカラー・ホールディングスの本社オフィス。トライカラーの命運を決定付けた衝撃的な詐欺疑惑が浮上してからわずか1週間後のことだ。だが関係者によれば、まもなく調査員を名乗る団体が姿を現し、ヴァーヴェントのチームは退去を命じられ、債権回収作業はほとんど手つかずのままとなった。債券受託者のウィルミントン・トラストは先週、受託を突如辞退し、状況は混迷を深めた。関連記事:サブプライム自動車ローン会社が清算申請、貸し手にJPモルガンなど 不法移民が大半を占める同社顧客も困惑している。リームズ・アセット・マネジメントのポートフォリオマネジャー、ニール・アガルワル氏は「回収業者からの情報は乏しく、受託者は離脱し、利払いは取り消されている。」ヴァーヴェントのデービッド・ジョンソン最高経営責任者(CEO)は「消費者に公正で透明なプロセスが提供されるべきであり、当社はそのために尽力する決意だ」と述べたが、それ以上のコメントは控えた。現在分かっているのは、破産管財人のアン・バーンズ氏が率いる法務チームが、トライカラーの財務を精査し資産を集計しているということだ。 トライカラーは2007年に創業。問題が表面化したのは今年の8月下旬。トライカラーは9月11日)Photographer:MarkFelix/Bloomberg 状況に詳しい複数の関係者によれば、車両識別番号(VIN)を巡る疑惑が捜査の中心になっている。番号がねつ造、あるいは重複使用され、トライカラーの不良債権隠しと資産価値水増しに利用されていた疑いも持たれている。 JPモルガン・チェースとフィフス・サード・バンコープの担当者はいずれもコメントを控えた。S&Pは全ての格付けを停止。しかし1週間後に受け取りに行くと、同センターは閉鎖されていた。「何が起きているのか調べるため、グーグルで検索するしかなかった」という。
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