5年利付国債入札は「無難」の声、応札倍率は過去12カ月平均と同水準
記事を要約すると以下のとおり。
9日に実施された5年利付国債入札は、応札倍率が過去1年平均と同じとなり、市場からは「無難」との評価が聞かれた。大きいと不調を示すテール(落札価格の最低と平均の差)は6銭と前回(3銭)を上回った。 ただ、高市総裁の下で自民党が積極財政を志向する国民民主党と連立を組む可能性があることや、外国為替市場で円安が進んでいることを考えると「引き続き金利上昇のリスクには注意が必要だ」と言う。同日行われた30年債入札を波乱なく通過したことで金利上昇は一服したが、先高観は和らいでいない。 三井住友トラスト・アセットマネジメントの稲留克俊シニアストラテジストは5年債入札について、最低落札価格が予想を下回り、応札倍率やテールも最近の入札と比べると良くなく、「無難からやや弱めと指摘する。」市場は12月や来年1月の利上げを先送りできないだろうと語った。
[紹介元] ブルームバーグ マーケットニュース 5年利付国債入札は「無難」の声、応札倍率は過去12カ月平均と同水準