欧州中央銀行(ECB)のラガルド総裁は、食品インフレを何としても緩和させる必要があるとの認識を示した。
ECBが29日から2日間の日程で政策委員会会合を開くイタリアのフィレンツェの市場を訪れたラガルド氏は、「食品のインフレはなお加速」しており、総合インフレ率よりも上昇率は高いと指摘。
イタリアのメディアが報じたところによると、ラガルド氏は記者団に対し、「インフレ率は平均で約2%だが、食品のインフレはそれより少し高い」と述べ、「食品のインフレを確実に引き下げる必要がある。食品は重要だからだ」と続けた。
ユーロ圏のインフレ率はおおむね2%という目標付近で推移しているものの、食品価格の上昇率はそれを上回る。アイルランド中央銀行のマクルーフ総裁も今月、特に注意を払うべき分野として食品価格を挙げていた。
ECBは30日の政策発表で金利を据え置くと広く見込まれている。アナリストらも、2027年末まで預金金利が現在の2%から動く可能性は低いとの見方だ。ECBは直近の予測で、食品インフレ率は今年の2.9%から来年には2.3%に低下するとしている。
ECBは政策決定前の7日間を、当局者が金融政策に関係する発言を控える期間に定めており、ラガルド氏がこのタイミングで発言を行うのは異例。
原題:
ECB’s Lagarde Says Food Inflation Must Continue to Come Down(抜粋)
— 取材協力 Mark Schroers and Craig Stirling







