フランスの銀行
BNPパリバのトレーディング部門は7-9月(第3四半期)に不良債権で損失を被った。
同行が28日発表した7-9月の貸倒引当金は9億500万ユーロ(約1600億円)と、前年同期の7億2900万ユーロから増加した。このうちグローバルマーケット部門で1億9000万ユーロを計上し、「特定のクレジット案件」に対応したとしている。
株式トレーディング収入は前年同期比18%増と好調だったものの、その効果は打ち消され、グループ全体の収入と純利益はいずれも市場予想をわずかに下回った。
BNPパリバは、今年の純利益122億ユーロ超など業績目標を維持した。株価は8月の高値から約18%下落し、7月初め以後で欧州大手銀行の中で最も値下がりしている。
株価下落は先週、スーダン事業を巡る米国での
集団訴訟で敗れたことを受けて加速した。同行は28日の発表ではこの裁判に触れなかった。
米国での逆風に加え、フランスの政情不安が国内事業に影響を与えるリスクがある。ジャンローラン・ボナフェ最高経営責任者(CEO)はトレーディング部門と資産運用部門を強化した後、国内事業の再編に取り組んでいる。
資産運用部門では、アクサ・インベストメント・マネジャーズの買収・統合により、投資・プロテクションサービス(保険・年金などを通じた資産保護)事業の第3四半期収益が前年同期比で28%増加した。
ボナフェ氏が就任初期に強化したトレーディング事業はまちまちの結果となった。株式トレーディングは予想を上回ったが債券トレーディング収入は予想並みだった。
原題:
BNP Paribas’ Rising Loan Provisions Add to Headwinds for Bonnafe (抜粋)
(第5段落以下を追加します)





