新興国債に追い風、インフレ鈍化で利下げ余地拡大-先進国より優位に
記事を要約すると以下のとおり。
世界的なインフレトレンドの逆転が、新興国債の今年の上昇に新たな勢いを与えそうだ。ブルームバーグの指数によると、新興国の消費者物価上昇率は2四半期連続で先進国を下回った。 実質金利 今年に入り現地通貨建て債の投資リターンは平均7%と、米国債を上回り、ハンガリー、ブラジル、エジプトなど20%を超える市場もある。一方、先進国のインフレ率は3.32%に上昇した。 それでも大半の中銀は慎重に金融緩和を進めており、インフレ調整後の「実質」金利が10%前後に達しているにもかかわらず、政策金利は3会合連続で据え置かれた。 ナインティー・ワンの新興国市場がドル相場の変動から完全に守られるわけではない。7月以降のドル上昇は限定的とみられている。BBVAのストラテジスト、アレハンドロ・クアドラド氏もその一人だ。オールスプリング・グローバル・インベストメンツのシニアポートフォリオマネジャー、デリック・アーウィン氏は、この変化が先進国市場より相対的にリスクが低く見えるとアーウィン氏は語った。
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