米連邦準備制度理事会(FRB)のマイラン理事は、政策当局がFRBのバランスシートを巡る経済的課題を議論する前に、まず銀行規制の見直しを進めるべきだとの見解を示した。
マイラン理事は19日、ワシントン拠点の銀行業界団体バンク・ポリシー・インスティテュート(BPI)で講演。事前に配布された原稿によれば、「長年にわたって金融規制はほぼ一方向に進み、銀行セクターへの制約を強めてきた」と発言。また金融規制が市場や経済、金融政策運営とどのように相互作用しているかが十分理解されていないと指摘した。
マイランFRB理事
Photographer: Michael Nagle/Bloomberg 「銀行の準備預金残高や準備預金への付利、FRBバランスシートの構成、国債市場での仲介機能を巡る議論は盛んだが、これらの多くは銀行規制の枠組みの下流に位置していると考えられる」とマイラン氏は述べた。
規制監督当局はトランプ政権下にあって、2008年の金融危機後に導入された複数の自己資本規制の緩和を目指しており、これにはいわゆる強化補完的レバレッジ比率(eSLR)が含まれる。
関連記事:
FRBなど当局、米銀の資本要件緩和条件で合意-国債保有絡み
マイラン理事は、規制当局は過剰反応への衝動を抑えるべきだと強調し、08年の金融危機後の規制は行き過ぎだったと述べた。「負担の大きな規制」が一因となり、従来の銀行業務の多くが監督の及ばない分野へと移ってしまったと指摘した。
このほか、FRBは一段の透明性を追求すべきであり、それが国民と金融業界双方に利益をもたらすと付け加えた。
原題:
Fed’s Miran Calls to Prioritize Reworking Bank Regulations(抜粋)






