「マグ・セブン」と決別しても大丈夫か、米投資家悩ます上期末の選択
記事を要約すると以下のとおり。
ハイテク株の上昇が米株市場全体を牽引する。この状況が年末まで続けば、S&P500種株価指数をアンダーパフォームし、S&P500種の23%上昇をしのぐ驚異的な好調だったが、今年は鉱工業や公益、金融といった出遅れセクターにリーダー役を奪われている。 RGAインベストメンツのリック・ガードナー最高投資責任者(CIO)は、「米経済を話題にするなら、テクノロジー株の話題は分けられない。」トランプ氏が仕掛けた貿易戦争で不確実性が深まったことを理由に、株式のポジションを削減していた他の投資家も、市場に戻り始めている。モルガン・スタンレーのリサ・シャレットCIOは16日、ブルームバーグ・サーベイランスとのインタビューで「この辺りで足踏みするだろう」と述べ、「数字を正当化するのは難しいと語った。関連記事:「世紀の空売り」バーリ氏、エヌビディアや中国株のプット購入 マグニフィセントセブンが再びS&P500種時価総額のうち、マグニフィセントセブンは約3分の1を占める。実際のところ、S&P500種株価指数は4月の底打ち以来、20%上昇し、マイクロソフトは同7.8%高だ。比較的関税の影響が少なく、好決算を発表したことが好感されている。 ただしハイテク株上昇に賭けるのには、リスクが伴う。米消費者のセンチメントは5月に予想外に悪化し、過去2番目の低水準となった。アップルは依然、iPhoneのほとんどを中国で製造しており、売上高が市場予想を下回り、株式時価総額は昨年末から7000億ドル(101兆9900億円)減少した。アップル幹部が先週裁判所で証言したところによると、同社のブラウザー、サファリでは4月に初めて検索件数が減少した。「投資対象全体にわたってより多くの銘柄が取引されていれば、市場はより健全で、よりファンダメンタル重視の市場と言えるだろう」と述べた。
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