【日本市況】株式続伸、日米貿易署名を好感-実質賃金プラスで円買い
記事を要約すると以下のとおり。
5日の日本市場では株式が続伸。 大統領令署名により、米国は大半の日本からの輸入品に対し最大15%に引き下がる。 一方、日本時間夜に注目の米雇用統計の発表を控え、市場では様子見ムードも広がる。TOPIX輸送用機器指数は一時2.8%上げ、約8カ月ぶりの日中高値を付けた。SMBC信託銀行の山口真弘投資調査部長は、自動車関税引き下げや米利下げ期待、石破茂首相の退陣観測といった日本株の追い風については「既に織り込まれた部分が大きく、さらに上値を追うには材料不足」と言う。 為替 円相場は7月の実質賃金が7カ月ぶりにプラス転換-日銀利上げ路線の追い風に 外為どっとコム総合研究所の神田卓也調査部長は、現金給与総額も予想を上回り、「日本銀行が利上げをしやすくなるというムードが少し強まるかもしれないと話した。」ただ、米雇用統計で非農業部門雇用者数は7万3000人増)並みが見込まれている。 金利スワップ市場が織り込む9月の米利下げ確率は30%台となっている。 債券 債券は上昇。 三菱UFJモルガン・スタンレー証券の田未来シニア金利ストラテジストは「海外長期金利が低下したことや今週前半に超長期債主導で売られた反動の買いが入っている」と指摘した。
[紹介元] ブルームバーグ マーケットニュース 【日本市況】株式続伸、日米貿易署名を好感-実質賃金プラスで円買い