【米国市況】株が最高値更新、企業業績を楽観-円は上げ縮め148円付近
記事を要約すると以下のとおり。
19日の米国株相場は続伸し、最高値を更新。株は最高値を更新Source:Bloomberg UBSグローバル・ウェルス・マネジメントのウルリケ・ホフマン・ブチャディ氏は「景気後退ではない環境での米緩和サイクルは、これまで株価を支える効果を発揮してきた。」基本シナリオとして、S&P500種は2026年6月までに6800に達すると予想。オラクルは約200億ドル(約2兆9600億円)規模のクラウド契約をめぐり、メタ・プラットフォームズと協議を進めている。前日は2021年以来となる最高値で終了していた。 米連邦準備制度理事会(FRB)のマイラン理事は経済専門局CNBCで、今回のFOMC会合で金利に関する自分の解釈に基づいて、独立した分析を行うつもりだ。またミネアポリス連銀のカシュカリ総裁は今回の決定を支持し、年内2回の追加利下げを想定していると述べた。 ネーションワイドのマーク・ハケット氏は、例年9月は株価が下落しやすい時期だが、今年の市場はそのパターンに逆らっていると指摘。週間ベースでも値下がりした。FOMCが0.25ポイントの利下げを織り込んでいる。 ハートフォード・ファンズの債券ストラテジスト、アマー・レガンティ氏は「FOMC会合の前は、債券市場はトーンもポジショニングも極めて楽観的だった」と指摘。東京時間に日本銀行の政策決定を受けて一時0.5%上げた後、伸び悩み始め、ニューヨーク時間にはマイナスに転じる場面も見られた。為替直近値前営業日比変化率ブルームバーグ・ドル指数1198.502.590.22%ドル/円¥147.98-¥0.39% 米東部時間16時53分 TSロンバードのローリー・グリーン氏はリポートで日銀の政策決定について、「審議委員2人の反対のほか、保有する上場投資信託(ETF)などの市場への売却はタカ派的に見えると指摘。」関連記事:植田日銀総裁、関税の影響を全て見極める必要ない-早期利上げに含み ブルームバーグ・ドル・スポット指数は0.2%上昇。ただオプション市場の動向からは、トレーダーらが長期的な弱さを警戒していることがうかがえる。 10月限の最終取引を来週に控え、ポジションのロールオーバー(乗り換え)が進んだことで荒い値動きとなった。関連記事:トランプ氏、習氏と来月末に直接会談へ-TikTok進展と主張(1) つい1週間前、ロシア産原油を購入する中国とインドに最大100%の関税を課すよう、米国は主要7カ国(G7)諸国に求める方針だとされていた。 CIBCプライベート・ウェルス・グループのシニア・エネルギー・トレーダー、レベッカ・バビン氏は「トランプ氏が習氏との会談後、中国のロシア産原油購入に特に言及しなかったことで、米国が二次制裁を発動するとの見方は後退した」と指摘。ロシアのエネルギー関連施設に対しウクライナが繰り返す攻撃や、ロシア産原油への制裁を求める国際的な動きが支援材料になっている。 ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェストテキサス・インターミディエート(WTI)先物10月限は1.4%安の1バレル=62.40ドル。金 金スポット相場は反発。FRBの利下げが背景にある。 ペッパーストーン・グループのストラテジスト、アフマド・アシリ氏は金相場について、今月初めに上昇して以降、「値固めのレンジに落ち着きつつあると指摘。」米金融緩和への期待を主因に、金相場は今年に入って39%急騰した。原題:S&P500TradingVolumeSpikesatWallStreetClose:MarketsWrap(抜粋)TreasuriesSlipforWeekasPowellWeighsonOutlookforRatesDollarEdgesHigher,YenParesGainsAfterBOJ:InsideG-10OilFallsasTrump,XiJinpingMeetingCurbsTariffExpectationsGoldNudgesHigherasTradersLookforCluesonRatesandDollar—取材協力IsabelleLee。
[紹介元] ブルームバーグ マーケットニュース 【米国市況】株が最高値更新、企業業績を楽観-円は上げ縮め148円付近