サマーズ氏、台湾ドル急伸は資本流入減のリスク示唆-赤字縮小の帰結
記事を要約すると以下のとおり。
サマーズ元米財務長官は、5日に台湾ドルが急伸したことについて、資本流入の減少リスクという、トランプ政権がいまだ対処できていない重要な問題を浮き彫りにしたと指摘した。 サマーズ氏は「台湾の事例は、資本流入と貿易赤字を巡る一段と広範な問題の一端を示している」とブルームバーグテレビジョンで発言。米財務省のデータによると、昨年の外国からの対米証券投資は約1兆2000億ドル(約160兆4400億円)の純流入となっており、これは年間の財の貿易赤字(約1兆1000億ドル)にほぼ匹敵する。 これに関連してサマーズ氏は、「政権が掲げる貿易赤字縮小に取り組みつつ、金利抑制に不可欠な資本流入をどう維持するのかという根本的な問題について、長官が慎重に向き合っているのを聞いたことがないと述べた。」アジアの国・地域は米国にとって多額の貿易赤字を抱える相手である一方、資本流入の主要な供給源でもある。
[紹介元] ブルームバーグ マーケットニュース サマーズ氏、台湾ドル急伸は資本流入減のリスク示唆-赤字縮小の帰結