ドルに下落余地あり、新ＦＲＢ議長就任が引き金にも－ダブルライン

ドルは今後さらに大幅に下落する可能性があり、その引き金となり得るのが、利下げに前向きな新たな米連邦準備制度理事会（ＦＲＢ）議長の就任だ―。
それでもキャンベル氏は、巨額の米財政赤字を警戒した投資家が他の国・地域へと資産を分散させる中、ドルは長期的な下落局面に入ったとの見方を崩していない。
トランプ氏にとっては自身の低金利志向に沿った人物をＦＲＢに送り込む好機となる。
　トランプ氏は任期満了前にパウエル氏を解任する意向はないとしている。
こうした見通しから、キャンベル氏は最近のドル相場の安定を利用し、今後の下落に備えたポジションを構築。
　キャンベル氏によれば、ドル安予想に対する最大のリスクは米国例外主義の再来だ。
投資資金の流入が他の資金流出を相殺する可能性がある。