債券トレーダー、市場の次の荒波に備える－リスク部門と連日の連携

トランプ米大統領が「解放の日」と呼んだ4月2日の関税発表に端を発した市場の混乱は、沈静化しつつある。
損失リスクの軽減が狙いだが、慎重姿勢は収益性を圧迫する可能性もある。
　米連邦政府の債務上限引き上げ期限が迫るほか、トランプ氏による関税の免除措置は7月9日に失効する予定。
大きなストレスの時期に入ったとき、市場がどう反応するかが読めないのが難しさだと述べた。
　ＡＢＮアムロでは今後の変動拡大に備え、スワップ取引のポジションを削減した。
　同氏は、以前には週に1、2回だったリスク部門との連携が、今では毎日になっていると説明。
　4月には米国債が株式、暗号資産、その他のリスク資産と共に売られた。