孤高のエヌビディア弱気派、株高騰でも揺るがず-「ITバブルと酷似」
記事を要約すると以下のとおり。
ウォール街では自らを逆張り派と称する投資家が多いが、ジェイ・ゴールドバーグ氏(54)ほど潮流に逆らっている人物はいないだろう。 エヌビディアをカバーするアナリスト80人のうち、73人が投資判断を「買い」、6人が「ホールド」としている。エヌビディア株は2020年初めからの上昇率が3000%を超え、この上昇を支えるエンジン役の企業に逆張りする投資家はほとんどいない。 しかし、ゴールドバーグ氏はその流れに抗うことをいとわない。「こうしたバブルは初めてではない」と話す。ブロードコムとアームはいずれもAIトレードと密接に絡んでいる。このうち上場5社は今年の設備投資を前年比約67%増の約4000億ドルと見込む一方、非上場のオープンAIも1兆ドル超の支出を表明している。期待されたインターネット通信量がすぐに増えなかったことで、シスコシステムズのように投資ブームで急騰した企業は急落を余儀なくされ、株価は今も2000年のピークを回復していない。 しかし、これまでのところ同氏の見立ては外れている。現在は220ドルと、24日終値の186.26ドルから18%の上昇余地を示す。リー氏はAIアクセラレーターの需要が既存顧客以外にも広がり、市場が大きく成長するとみている。同氏の目標株価は100ドルと、断トツで最も低い水準だ。 また新設のデータセンターを稼働させるために必要となる膨大な追加電力をどこから確保するのかも、いまだ明確ではないと同氏は指摘する。「無名の企業が一つでも行き詰まれば、その影響が連鎖的にサプライチェーン全体に波及することは容易に想像できる」と言う。予想は早すぎる、昨年はすでに株価が出遅れたという声もある。エヌビディアは確かに優れた企業だが、不滅ではないと語った。
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