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悲劇から利益生む「ゲーム」-カーク氏銃撃後にミームコイン続々誕生

記事を要約すると以下のとおり。

ソーラーパネル会社の幹部エバン・ラデメーカー氏(30)は10日、米フロリダ州タンパのオフィスで米保守派活動家のチャーリー・カーク氏が銃撃されたニュースを耳にした。
本質的にナラティブ(物語)と注目だけで動き、価値を裏付けるものはない。
日々注目を集める人物や出来事にちなんだトークンが次々と登場した。
 これらのクリエーターの多くは、カーク氏関連のトークンの一つは時価総額が1600万ドル(約24億円)に達した。
その日の夜までにクリエーターらは、仮想通貨ソラナのブロックチェーン上で数十万ドル規模の取引手数料をすでに得ていた。
その中の一つ「RIPCharlieKirk」($CHARLIE)は新しいトークンだったが、保有者が比較的分散しているように見え、詐欺ではないだろうと判断し、3万ドル分を購入した。
その後値上がりしたため、買い増したが再び下落した。
その日の夜、ラデメーカー氏は誰かが$CHARLIEをコントロールしようとしているのを目にした。
専用ウェブサイトやX上の活発なグループ、人気のミームコイントラッキングサイトのアカウントなどだ。
同氏には実績があった。
 この作戦は成功し、ラデメーカー氏はX上のコミュニティーでモデレーターの一人となった。
民主化  ミームコインは誕生からすでに10年以上が経っている。
24年に登場したPump.funは、市場を良くも悪くも民主化した。
 Pump.funは最も人気のあるミームコインサイトで、画像掲示板「4chan」のような雰囲気だ。
 デフォルト設定のユーザーロゴはカエルのペペ(PepetheFrog)だ。
サービス開始以降、サイトは詐欺や奇抜なパフォーマンスで悪名を高めてきた。
この人物はやけどを負ったが命に別状はなかった。
 ミームコインの本質は「注目に寄生すること」だとブリヒタ氏は説明。
 「要はその瞬間に注目が集まっているところから、どうやって資金化できるかというゲームに過ぎない」。
 ラデメーカー氏がウクライナ移民のザルツカ氏にちなんだトークンに投じていた資金を主に用いて、カーク氏に関係するコインを購入したのはその典型だ。
それはゲームそのものだとの見立てだ。
 正当性を高めるため、チームはカーク氏が創設した保守系非営利団体ターニング・ポイントUSA(TPUSA)に向かった。
透明性を示すため、ラデメーカー氏はTPUSAにメールで連絡したが、担当者のアレックス・ルッソ氏からすぐに返信があった。
「寛大さと、皆さんのコミュニティーによる支援の精神に心から感謝します」と記されていた。
チャーリーも喜んだと思うとコメントした。
 ラデメーカー氏は、自分のコミュニティーに参加しているメンバーの一部が他のカーク氏関連トークンに対抗するため、同様の手口を用いた可能性を否定できないと語る。
 短期的な目標として、ラデメーカー氏はマスク氏やトランプ氏に言及してもらいたいと話す。
そのためにはこのミームコインを成長させ続けなければならない。
 ミームコインのプロジェクトは、管理者同士が対立したり、ビジョンの違いで崩壊する可能性もあるが、ラデメーカー氏にとって生きがいのようだ。
「私たちは確実に導かれたのだ」。

[紹介元] ブルームバーグ マーケットニュース 悲劇から利益生む「ゲーム」-カーク氏銃撃後にミームコイン続々誕生

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