日本土産の新定番「オニツカタイガー」－古くて新しいとＺ世代魅了

缶入りの 抹茶パウダーや「 モンチッチ」グッズ、コンビニのお菓子に続き、流行に敏感な観光客が日本から帰国する際、スーツケースに詰め込む品がまた一つ増えている。
　2025年上期のオニツカタイガーの売上高は約660億円と、前年同期比で50％増加した。
同期間にアディダスは13％の上昇にとどまり、ナイキは30％下落した。
銀座にあるオニツカタイガーの旗艦店は、インフルエンサーの撮影スポットとして人気を集めている。
　「次に日本に行ったら、シルバーとゴールド、それにブラウンも手に入れる」。
多くの外国人旅行者にとって、日本での買い物は驚くほど割安に感じられる。
　米国ではインフレやトランプ政権による関税の影響で、多くの消費財が値上がりしている。
　そのオニツカタイガーが、早ければ2027年にも米国市場から一時撤退したことで入手が難しくなり、かえって高級ブランドとしての印象が強まったと指摘する。
今後予定されているヴェルサーチェとのコラボや、先のミラノ・ファッションウィークでの発表も、同ブランドが国際市場で一段と高価格帯へとシフトしていることを裏付ける動きだ。
また、アディダスのように誰もが履く定番ではなく、他人とかぶらないブランドを選びたい層に支持されているとも述べた。
父親の勧めで購入した「TOKUTEN」は「クラシックなのに洗練されていて、ヴィンテージ感と新しさのバランスが絶妙」だと語る。