日銀の次回利上げは10月が最多4割超、予想の前倒し進む-サーベイ
記事を要約すると以下のとおり。
日本銀行による次の利上げのタイミングについて、最多の4割超のエコノミストが10月の金融政策決定会合と予想した。年内利上げの可能性を高めたとの見方が76%に達した。リスクシナリオとしては、24%が9月の可能性もあるとし、60%は10月と答えた。多くのエコノミストは、日米合意で不確実性はある程度払しょくされ、「日銀は追加利上げを検討しやすくなったとみる。」 新たな展望リポートでは、25年度の消費者物価(生鮮食品を除くコアCPI)見通しを前年比2.7%上昇から大幅に上方修正。経済見通しが下振れリスクの方が大きくても、物価見通しを上方修正しリスクを中立にしたことは、「成長率が鈍化しても、物価への影響は限定的だと日銀が捉えているためだろうと語った。」 調査では、植田総裁の発言の印象について利上げに慎重な「ハト派」との印象が44%が「はい」と回答。「いいえ」の35%を上回った。参院選での与党敗北を受けて石破茂政権が退陣し、金融緩和を支持するような人物が新たな首相になる場合は、71%が日銀がビハインド・ザ・カーブに陥るリスクに警戒感を示した。
[紹介元] ブルームバーグ マーケットニュース 日銀の次回利上げは10月が最多4割超、予想の前倒し進む-サーベイ