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英中銀が利下げ、意見分かれ再投票-QTペース減速示唆

記事を要約すると以下のとおり。

イングランド銀行(英中央銀行)は7日、政策金利を4%に引き下げると発表した。
決定は予想以上の接戦だった。
 金融政策委員会(MPC)メンバー9人のうち5人が利下げを支持、4人が据え置きを支持した。
 ベイリー総裁は政策判断発表後にブルームバーグテレビジョンとのインタビューで、金利の動きは引き続き下方向だとの見方を繰り返した上で、「措置をとる時期を巡って今やこれまで以上の不確実性があると述べた。」
 さらに、「市場のプライシングは、今後の追加利下げがほぼ五分五分といったところだ。」
 英中銀の政策発表を受け、ポンドは対ドルで上昇。
 中銀は利下げに当たり、段階的かつ慎重な金融緩和の方針をあらためて打ち出した。
物価上昇率は9月に4%でピークを付けると見込まれ、従来予測の3.7%から引き上げられた。
 また、利下げにより金融政策の景気抑制効果が弱まりつつあることも指摘し、今後の追加利下げは、中期的にインフレ鈍化がどこまで進むか次第だとした。
QTのリスク警告  英中銀はまた、政策判断と併せて発表したリポートで、保有する長期国債の需要を後退させ、タームプレミアムを押し上げたと説明し、「英国債市場の一角で緊張を強める恐れがあると指摘し、バランスシート縮小ペースの鈍化が必要かもしれないとの認識を示した。」
 このリポートで英中銀は9月に下すQTを巡る決定で、広く見込まれている通りバランスシート縮小ペースを鈍化させる舞台を整えた。
 BNPパリバのエコノミスト、ダニ・ストイロバ氏は、今回のリポートは「MPCが9月に少なくとも一部のQT縮小を発表する可能性が高い」との市場の期待を後押しするだろうと述べた。

[紹介元] ブルームバーグ マーケットニュース 英中銀が利下げ、意見分かれ再投票-QTペース減速示唆

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