豊田織買収、トヨタ創業家のグループ支配力高まる可能性-アナリスト
記事を要約すると以下のとおり。
トヨタ自動車の豊田章男会長ら創業家が
豊田自動織機の非公開化を前提とした買収提案を行ったとの報道を受け、アナリストや投資家など市場関係者からはトヨタグループの企業統治(コーポレートガバナンス)改善につながるかは不透明だとの声が相次いだ。トヨタグループでも歴史的に株式持ち合い株の売却を段階的に進めてグループとの切り離しを進めてきた中で今回の動きは逆行しているという見方もあり、株主から反対も出るかもしれないと述べた。豊田章男氏Photographer:ToruHanai/Bloomberg ブルームバーグは26日夜、豊田氏を含むトヨタ創業家が豊田織の非公開化を前提とした買収提案を行ったと報じ、実現のために特別目的会社(SPC)を作る計画だとした。 非公開化や買収が実現すればこうした市場の圧力からは逃れられる一方、ブルームバーグのデータによると、現時点ではわずか0.1%程度しかトヨタ株を持たない豊田氏は豊田織の株主としてもグループ各社に影響力を行使できるようになる。 アイシンの伊藤慎太郎副社長は計画通り政策保有株は25年度中にゼロにするめどがついていると述べ、成長投資のために必要であればトヨタ株も売却対象として考えていくとした。
[紹介元] ブルームバーグ マーケットニュース 豊田織買収、トヨタ創業家のグループ支配力高まる可能性-アナリスト