鬼門に挑む国債市場、10年・30年入札が集中-不調なら発行減額圧力に
記事を要約すると以下のとおり。
今週の債券市場は、相場を再び波乱に導きかねない2つの鬼門に挑む。日本も5月に行われた20年、40年国債の半分以上を保有することになり、数年にわたって利回りが低い水準に抑えられてきた後、昨年7月からの国債買い入れ減額計画で適切な市場流動性を取り戻そうとしている。利回りの急上昇は、投資家が国債発行計画を見直す必要があると、政府に警告を送っていることを示唆している。 日本国債市場は先週、財務省が市場参加者に発行額と現在の市場状況に関し意見を求めるアンケートを送付したことをきっかけに、発行計画を見直すとの観測が浮上。 ブランディワイン・グローバル・インベストメント・マネジメントのポートフォリオ・マネジャー、キャロル・ライ氏は足元の30年債利回りの水準を考えると、日銀がこの年限の買い入れ減額を抑えるか、財務省が供給を減らせば、利回りは発行減額への期待からピークに達したとみられるが、減額の実際の規模が明らかになるまで投資家は慎重な姿勢を維持するだろうと述べた。関連記事求む国債発行減額、財務省へ圧力強める債券市場-規模と実施時期焦点揺れる日本国債市場、投資家が懸念する理由-QuickTake植田日銀総裁、超長期金利上昇が長期と短中期金利に及ぶ可能性に留意40年債入札低調、応札倍率が10カ月ぶり低水準-主要投資家なお慎重財務省が国債発行額でアンケート聴取、40年入札は警戒一転し楽観論。
[紹介元] ブルームバーグ マーケットニュース 鬼門に挑む国債市場、10年・30年入札が集中-不調なら発行減額圧力に





