10日の欧州債市場では、ドイツ債が小幅に上昇。米国経済の減速懸念が強まり、世界的に株価を圧迫し、安全資産への需要を高めた。
ドイツ10年債利回りは1ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)未満の小幅低下で2.83%、同2年債利回りは3bp低下して2.22%となった。次期首相就任が有力なメルツ・キリスト教民主同盟 (CDU)党首が提案する防衛・インフラ支出計画を緑の党が支持しないと
表明したことも、ドイツ債を後押しした。同国債は先週、この支出計画を材料に急落していた。
先週は劇的な動きを見せた欧州債市場だが、この日は落ち着きを取り戻した。ドイツが防衛強化で歴史的な支出計画を成立させることができるか、投資家は見守っている。
ウェルズ・ファーゴのエリック・ネルソン氏は「とりわけ移民について相違がある様子だが、緑の党は親欧州連合(EU)・親ウクライナでもある。実際、(メルツ氏の支出計画を)拒否したら、最終的に問題に見舞われかねない」と指摘。「関係者は全て、欧州が重要な局面にあり、これが重大との感覚を持っていそうだ。従って、元の提案に比較的近い形で合意が成立すると依然思う」と語った。
株式は下落。ドイツの支出計画のほか、米国の経済成長や関税の影響が懸念された。指数寄与度の高いデンマークの
ノボノルディスクや、テクノロジー株が売られた。
ストックス欧州600指数は1.3%下げ、2月10日以来の安値で引けた。業種別ではテクノロジーの下げが最も大きく、サブ指数のストックス・テック指数は年初来の上げをほぼ解消した。今年の上昇をけん引してきた銀行株も下落した。
3月10日の欧州マーケット概観(表はロンドン午後6時現在)
為替
スポット価格
前営業日
ユーロ/ドル
1.0830
1.0833
ドル/円
147.19
148.04
ユーロ/円
159.40
160.36
株
終値
前営業日比
変化率
ストックス欧州株600
546.20
-7.15
-1.29%
英FT100
8,600.22
-79.66
-0.92%
独DAX
22,620.95
-387.99
-1.69%
仏CAC40
8,047.60
-73.20
-0.90%
債券
直近利回り
前営業日比
独国債2年物
2.22%
-0.03
独国債10年物
2.83%
0.00
英国債10年物
4.64%
+0.01
原題:
European Stocks Hit One-Month Low on Growth Concerns, Novo Drop(抜粋)
German Bonds Rise on Treasuries, Fiscal Snag: End-of-Day Curves(抜粋)
これはブルームバーグ・オートメーションを利用して作成した記事です。
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