20日の債券相場は上昇が予想される。米国で格下げの影響が続かず長期金利が低下した流れを引き継ぐ。この日の20年国債入札を波乱なくこなすとの見方も相場の支えになりそうだ。
SMBC日興証券の奥村任シニア金利ストラテジストは、米国では「10年債利回り4.5%の水準で需要が発生していることが示唆され、ここまで米国債につれて軟化した日本国債にはポジティブな材料になる」とみている。
20年国債入札については「割安さと投資家需要を踏まえると無難に消化される」と予想。ただ、「来週28日に40年債入札を控えて不透明感は晴れない」との見方も示した。
同氏の新発10年物国債利回りの予想レンジは1.46-1.49%(19日は1.48%で終了)、先物中心限月6月物は139円20銭-139円50銭(同139円25銭)。
先物夜間取引で6月物は19日の日中取引終値比16銭高の139円41銭で終えた。19日の米10年国債利回りは前営業日比3ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低い4.45%程度で引けた。
日本銀行は20日に銀行と証券会社、21日に機関投資家などの実務担当者との債券市場参加者会合を開催する。6月の金融政策決定会合で行う国債買い入れ減額計画の中間評価に向け、市場の動向や機能度を含めて点検し、計画修正の是非や来年4月以降の方針を議論する。
SMBC日興証券の奥村氏は「超長期ゾーンの国債買い入れ区分の統合を求める声が多ければ、超長期債の需給改善期待が高まる」との見方を示した。
20年債入札
表面利率2.4%の192回債の追加発行の見込み、発行予定額は1兆円程度
19日の発行日前(WI)取引は2.405%程度
大和証券の小野木啓子シニアJGBストラテジスト
利回り2.4%台の20年国債に買いにくさはないように見える
需給バランスの悪化や流動性の低さなど超長期債は不安視されやすい環境下にあり、投資家需要の強弱は見極めが必要だ
関連記事:20年利付国債の過去の入札結果(表)
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