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突然のミーム株化現象、CEOがつかの間の好機生かす戦略とは

記事を要約すると以下のとおり。

決算シーズンではほとんど話題にすらならなかった企業が、ある日突然オンライン掲示板レディットのスレッドで脚光を浴び、株価が400%上昇、自分の顔が柴犬に合成されたミーム画像としてネット上を飛び交う。
 一時的な株価上昇がもたらすつかの間の好機をどう生かすか。
 データトレック・リサーチの共同創業者ニコラス・コラス氏は「市場はこれをゲームとして扱っている」と指摘。
 以下は、ミーム株化の瞬間を活用する手引書だ。
 その成果は大きい。
経営破綻寸前だった同社は、22年には金鉱山に出資する余裕さえあった。
 ただし、株価高騰がビジネスモデルへの信頼を示していると誤解してはならない。
ミラー・タバクのチーフ市場ストラテジスト、マット・メイリー氏は、動きが速過ぎれば投資家を利用しているように見えるし、遅過ぎれば勢いがしぼむ。
自社株を売却すれば会社に対する自信のなさと受け取られるとハービー教授は警鐘を鳴らす。
 映画館チェーンAMCのアダム・アロンCEOの対応はその一例だ。
 こうした対応は、企業は質の高い会社として認知されたいはずだと語った。
 また、社員にも配慮が必要だ。
資産の多様化も選択肢に  株式を発行して得た資金を元に、代替資産に投資する道もある。
これはストラテジー(旧マイクロストラテジー)の共同創業者マイケル・セイラー氏が先駆けた手法であり、同社は700億ドル超のビットコインを保有することによって自社の株価を押し上げた。
もし本業に信頼できる基盤があるなら、名声とのトレードオフは価値がないかもしれない。
家庭用品小売りのベッド・バス・アンド・ビヨンドは個人投資家はほとんどの資金を失い、ショートセラー(空売り投資家)はかなりの利益を得た。
AMCも再び低位株となり、ファン層も客足も減少している。
 「AMCは繁盛している企業とは言えないが、ミーム株熱を活用して高値で株を発行し、債務を圧縮したのは賢明だったと、インタラクティブ・ブローカーズのチーフストラテジスト、スティーブ・ソスニック氏は指摘。」
だが、タイミングを正しく見極めれば、その「ムーンショット」は無事に地球に帰還し、資金や信頼といった永続的な成果をもたらすかもしれない。

[紹介元] ブルームバーグ マーケットニュース 突然のミーム株化現象、CEOがつかの間の好機生かす戦略とは

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