トランプ政権２期目の米国債、驚くほど安定－「債券自警団」出番なし

　市場で不人気の米30年債も、他国より良い成績を残している。
　ヤルデニ・リサーチ創業者のエド・ヤルデニ氏は、「債券市場は落ち着いていると指摘。」
トランプ氏が大統領選で勝利して以降、米国の金利は比較的高水準にとどまっているが、債券自警団のような標的を絞った市場の圧力は今のところ見受けられない。
連邦準備制度が今月にも利下げに踏み切る余地が生まれている。
　ただ、市場参加者が油断している可能性もある。
長期債保有に伴う見返りとして投資家が要求する10年債のタームプレミアムは、10年ぶりの高水準に迫っている。