AI銘柄に急ブレーキ、ハイテク一極集中の脆さ露呈－アジア株に冷や水

アジア株式市場で先週、ハイテク株が急落した。
上昇銘柄の裾野の狭さや個人投資家への過度な依存、米利下げ時期をめぐる不透明感の高まりが懸念材料だ。
根本的な要因は行き過ぎた株価水準であり、それはまだ是正されていない。
相対的な割安感に加え、ディープシーク（DeepSeek）の躍進など、中国でのAI開発進展が材料視された。
  　　しかし、過熱感を懸念する声も出ている。
MSCIアジア太平洋テクノロジー指数は一時6.2%下落し、日中ベースではトランプ関税ショック以来となる大幅安となった。
株価指数の約3倍となっている。
　日本も例外ではない。
今後も調整局面が続き、相場の変動が一段と激しくなる可能性があるとの見方を示した。
「流動性や機関投資家の参加が限られるなか、値動きの大きさが特にAI関連銘柄で際立っている」と語った。
それ以上でも以下でもないと指摘。
　アジア半導体セクターの株価は引き続き、相対的には割安な水準にある。
その背景には、ゴールドマン・サックスやモルガン・スタンレーの最高経営責任者（CEO）が株式市場が世界的に調整局面に入る可能性を警告したこともある。