【日本市況】株３連騰、米利下げ観測やハイテク株選好－円と債券安い

12日の日本市場では株式が3日続伸し、日経平均株価は連日で最高値を更新した。
同時に発表された米新規失業保険申請件数はほぼ4年ぶりの高水準となり、労働市場の見方が利下げ期待から「景気悪化のサイン」に変わる可能性がある点には注意が必要と話した。
　TOPIX業種別指数では精密機器指数が上昇率トップ。
日本銀行の年内利上げ期待が復活していると指摘。
関連記事：自民総裁選の対応、小泉農相「地元の声聞いて最終判断」－出馬報道で　　一方、超長期債は上昇した。
同月1日に公表される企業短期経済観測調査（短観）や同3日の植田和男総裁の講演などを経て、徐々に利上げに向けた機運が高まり、長期金利に上昇圧力が加わるとみている。
　SBIリクイディティ・マーケットの上田真理人金融市場調査部長は、共同声明で介入に支障が出るとの見方で円が売られていると話した。
関連記事：日米財務相、為替介入は過度な変動への対処に限定－共同声明(1)　　市場の関心は来週のFOMCに移っている。