【米国市況】株続伸、米EUの合意期待で-逃避の動き後退で国債反落
記事を要約すると以下のとおり。
23日の米国株は続伸。ウエアラブルカメラメーカーのゴープロやドーナツ店チェーンのクリスピー・クリームが急伸し、「ミーム株の復活が示唆された。」テスラは利益、売上高共に市場予想を下回った。 EUと米国は全面的な貿易戦争を回避するため、ここ数週間に協議を加速させてきた。8月1日の期限を前に交渉が続くEUにとって、好例になるかもしれないとの認識を示した。関連記事:日本との合意、ベッセント氏とラトニック氏が自賛-対EU協議控え BMOキャピタル・マーケッツのイアン・リンジェン、ベイル・ハートマン両氏は「8月1日の期限が迫る中、最近の通商合意発表は投資家に安心感を与えている」と分析。「こうした合意は経済成長見通しを押し上げ、企業利益の拡大が今後も順調に続くという信頼感を投資家にもたらす」と述べた。4-6月(第2四半期)の経済活動は好調であり、先行きにも明るさが見えてきていると述べた。午後に実施された20年債利回りはこの日の最高付近となる約4.39%に上昇した。 オックスフォード・エコノミクスのアナリスト、ジョン・キャナバン氏は「入札結果は、市場にとってはやや強材料だ」と述べた。応札倍率は過去1年余りで最も高かったと述べた。為替 外国為替市場ではブルームバーグのドル指数が下落し、円は上昇。為替直近値前営業日比変化率ブルームバーグ・ドル指数1193.01-2.79-0.15-0.15-0.15-0.00180.15-0.00180.15-0.23%ドル/円¥146.48-¥0.15-0.15% 米東部時間16時47分 上乗せ関税を巡る8月1日の期限が迫る中、1週間物リスクリバーサルを含むオプション市場のセンチメントは、米国債への追加的な需要をある程度抑える可能性があると分析した。 円は対ドルで一時下げる場面もあったが、総じて堅調。現物市場では弱含みの兆候も台頭したが、米国と主要貿易相手国・地域による関税交渉進展への期待から株式相場が上昇したことが追い風となった。一方、米国全体の原油在庫は減少。 ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物9月限も0.1%下げて68.51ドルで引けた。米国との関税交渉で日本が合意に達したことに加え、欧州連合(EU)との交渉も進展していると伝わり、貿易戦争を巡る懸念が後退。今後もトランプ政権と中国を含めた貿易相手国・地域の関税政策を巡る不透明感に加え、ウクライナや中東での紛争が金への逃避買いを後押ししている。 金スポット価格はニューヨーク時間午後2時2分現在、前日比38.65ドル安の1オンス=3392.83ドル。
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