鉱業・建設機械大手の米
キャタピラーは、2025年通期の売上高について「やや低調」になると警告した。需要を巡る懸念が見通しを圧迫している。
30日の米株式市場で、キャタピラーは一時5.1%安。日中としては昨年10月末以来の大幅下落となった。
トランプ米大統領による関税の脅威でコストが押し上げられ、世界のサプライチェーンに影響が及ぶ可能性があり、世界の製造業は不安定な環境に置かれている。
キャタピラーの24年10-12月(第4四半期)決算では、利益がウォール街の予想を上回った。建設需要が想定を上回ったことが一定の追い風になった。調整後の利益は1株当たり5.14ドル。ブルームバーグがまとめたアナリストの予想平均は5.05ドルだった。
ジム・アンプレビー最高経営責任者(CEO)は決算発表の電話会見で、「現時点では、2025年の売上高と収益は24年と比べてやや低調になると見込んでいる」と発言。その上で、「エネルギー・輸送の持続的な強さが、建設や資源業界での低調な売り上げをおおむね補う見通しだ」と述べた。
同社は世界の建設や鉱業、エネルギーの各業界に重機を供給するため、世界の経済成長動向を示す先行指標と見なされている。
「非住宅と住宅を合わせた建設支出は24年の水準と同程度を維持すると予想されるが、当社の現在の見通しは新たな設備への需要低下を反映している」とアンプレビー氏は説明した。
投資家は、消費者に販売するディーラーでキャタピラー製品の在庫が積み上がっていることも懸念している。
原題:
Caterpillar Shares Fall Most in 3 Months on Lower Sales Outlook(抜粋)
(CEOの発言などを追加し、更新します)





